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質問内容「建築構造設計について詳しい方にお願いです。1号建築物は平成1...」

質問

建築構造設計について詳しい方にお願いです。1号建築物は平成13年の国交省告示1113号に基づくと液状化のおそれのある地盤では、建築確認申請や構造計算書で沈下しないことを確認する必要はないのでしょうか?現在住んでいるのはマンションです。住居棟と共有部分(エントランス棟など)はエキスパンションジョインにより別棟ですが、建築確認申請では住居棟として一体で申請されており、共有部分は鉄筋コンクリート造の平屋建てですが、所謂4号特例が適用されておりません。先の東日本大震災により、液状化し、住居棟は杭基礎であったため沈下を免れましたが、共有部分は直接基礎+表層改良(基礎下部1.5m)を採用していたため沈下しました。そこで問題となるのが、国土交通省告示1113号に基づく液状化対応です。売主及び設計・施工会社は事前に地盤調査報告書におり、中地震(200gal)でも16mまで液状化することを認識していたようですが、液状化層について適切な地盤改良や杭基礎採用をしておりません。また、建築確認申請や構造計算書では、液状化により沈下しないのか、どの程度沈下するのか、といった内容が一切検証した形跡が無く、売主や設計・施工会社も中地震で液状化することは認識していたが、どの程度沈下するかは想定しないと回答しております。これは、告示1113号に反しており、設計・施工会社や建築確認審査機関の責任を問えないのでしょうか?本来はどのように沈下しないなど確認する必要があるのでしょうか?

投稿日時:2012/07/07 00:39:05

質問

微妙な問題ですね。責任を問える可能性はありますが、民事訴訟を行う場合は、従来の考え方が覆る判決も下される例もよくありますので、人の意見はあまり参考になりません。私は、平屋のエントランス棟を直接基礎とした事自体は、常識を逸脱した判断ではないと思います。平屋で、かつ、人が住んでいない建物ですので、『有害な』沈下ではないと考え、多少の液状化のリスクを含んでも、経済的に作った方が良い(→その分、安い価格で販売されているはずです)と判断する場合はままあります。(一般的なのは立駐やゴミ捨て場ですね、エントランスは私なら杭打ちますが。)また、構造計算書や設計図書に基づいて、購入されているわけですので、責任を問えない、というのが本来だと思います。つまり、業界における一般的解釈としては、この場合の購入者は、「共有部分はもし液状化したら有償で補修するリスクを含めて購入している」という事になるかと思います。また、液状化判定の指標である、FL値が部分的に1を割っていたとしても、液状化の有無はPL値などで総合的に判断する場合があり、その判定結果はリスクが高い低いで示されるだけですので、「売主・設計施工会社は液状化することを認識していた」と証拠を得る事は、本来は非常に困難です。ただ、今回は、「液状化すると認識していた」と回答が文書が届いているわけですか?それであれば、審査機関の責任を問うなど、事態を複雑化させる前に、まず単純に売主に対して、補修を求めてみられては如何でしょうか?運が良ければ、売主が中立に立って、設計施工会社に補修をさせる、という流れになるかも知れません。書面でのやり取りが重要ですので、全て記録を付けておかれる事をオススメします。補足について事業主が話にのってこないのであれば、やはり弁護士を通しての示談か訴訟にならざるを得ないと思います。告示1113号は、「液状化のおそれのある地盤」と記載されており、本件がそれに該当する根拠はないと思います。なぜなら、液状化するおそれのある地盤の定義が法文内に示されていないからです。厳密な法文解釈として必要が「ある」か「ない」かは、私も判断できないので、それは弁護士と相談して頂けないでしょうか。上記しましたが、ゴミ捨て場などの簡易な平屋は、相当の費用をかけない限り液状化対策の施しようがないので、検討を含めず直接基礎にするというのが一般的な状況ではあります。訴訟相手を確認審査機関とするか、事業主とするかについても、弁護士とよく吟味された方が良いと思います。話を伺う限り、事業主もゼネコンも大手のようで、法務の専門家を抱えているでしょうから、一般的な構造の専門家では決定的なアドバイスは難しいです。被害の程度にもよりますが、被害の補修として、床を綺麗に直せばいいのか、建物ごと持ち上げて欲しいのかは、購入者全体で意見をまとめておかれると良いかと思います。また、告示の説明書である技術基準解説書上は、液状化判定は200galではなく150galですので、150galでのFL値とPL値も予め確認しておかれた方が良いかも知れません。(200galはただの推奨値です。)また、平成17年以前の新築であれば、その当時の法文や指針も押さえておいた方が良いですね。最近の判例を見ている限り、勝率はそれなりにあると思いますので、頑張って下さい。

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